Tommy Emmanuel(トミー・エマニュエル)にはAmanda(アマンダ)、Angelina(アンジェリーナ)、Rachel(レイチェル)の3人の娘がいます
本記事ではトミーが愛娘(まなむすめ)のために作曲した曲たちを紹介します
何も知らずに聴いても「いい曲だなぁ」と思うこと間違いなしですが、「娘のことを想って作曲した」という背景を理解して聴くと、より一層感慨深く楽曲を楽しむことができます
Tommy Emmanuelが愛娘に捧げた曲たち
I’ve always thought of you(アイヴ・オールウェイズ・ソート・オブ・ユー)
1曲目は長女アマンダのためにトミーが作曲した“I’ve always thought of you“です
「いつでもあなたのことを考えています」というタイトルの本楽曲ですが、実はこれはトミーがアマンダに対して言っているのではなくて、アマンダがトミーに対して言っているセリフです[1]アルバム「Only」のMeybal社の楽譜注釈より
ツアーで家を留守にすることが多い父・トミーに対して、娘・アマンダが「いつもお父さんのこと考えているからね」と言っているわけです
アマンダとしては、お父さんが好きな気持ちと、留守が多いお父さんに対する寂しい気持ちがこもったセリフになるわけですが、その前提で本楽曲を聴いていみると優しさに加えて、少しの寂しさも感じられる気がしてきます
Precious Time(プレシャス・タイム)
2曲目はこちらも長女アマンダのためにトミーが作曲した“Precious Time”です
「貴重な時間」というタイトルの本楽曲ですが、ここで言う「貴重な時間」とは「子どもが小さい頃の時間」を指しています
下記の動画の冒頭でトミーが語っていますが、ツアーで留守にしがちなトミーが久しぶりに家に帰ったら娘が大きく成長しており、子供はあっという間に成長してしまうな、子供が幼い時間はPrecious Timeだな、と思ったというエピソードです
こちらの楽曲も”I’ve always thought of you”と同じく、美しく優しい曲調に仕上がっています
Drivetime(ドライブタイム)
3曲目は“Drivetime”です
この楽曲は「ラジオを聴きながら車を運転するトミーの日常」を切り取った作品です
「娘と何か関係あるの?」というところですが、実はこの時間は長女アマンダを学校からピックアップして家に帰る時間とも重なっているため[2]アルバム「Only」のMeybal社の楽譜注釈より、トミーのアマンダに対する思い出が詰まった一曲となります
曲調は優しく爽やかな雰囲気となっています
Angelina(アンジェリーナ)
4曲目は“Angelina”です
こちらはその名のとおり、次女アンジェリーナに捧げた楽曲です
長女アマンダの誕生から10年経過していることもあり、より包容力のある愛のバラードに仕上がっていると思います
Rachel’s Lullaby(レイチェルズ・ララバイ)
5曲目は“Rachel’s Lullaby”です
こちらは三女レイチェルに捧げた楽曲です
「レイチェルの子守歌」という意味です
本楽曲は、レイチェルが2歳の頃に、ビートルズ(ポール・マッカートニー)の楽曲”Blackbird”を好きになり、トミーがそこに着想を得て作曲をしました[3]「Tommy Emmanuel Guitar Method – Episode 3」より
聴いていて心落ち着く優しい楽曲となっています
おわりに
本記事ではトミーが3人の愛娘に捧げた5曲の楽曲を紹介しました
どの楽曲も娘への愛に満ちた名曲となっていると思います
なお、トミーの娘の誕生時期やトミーの結婚遍歴についてはこちらの記事にまとめていますので、興味のある方はチェックしてみてください(ちょっと複雑です)〆
References
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