「鮭って紅鮭とか時鮭とかいろいろあるけど、何が違うの?」
本記事では白鮭(しろざけ)・銀鮭(ぎんざけ)・紅鮭(べにざけ)・時鮭(ときざけ)・秋鮭(あきざけ)の違いをわかりやすく説明します
白鮭・銀鮭・紅鮭・時鮭・秋鮭の違い
まずは結論からということで、以下の表のように整理しました
名前 | 特徴 | 切り身の色 | 味 |
白鮭 | 日本近海(太平洋側)で獲れる鮭。 | ピンク | あっさり(脂が少ない) |
銀鮭 | 基本的には天然物は日本近海では獲れず、養殖が多い。 | 赤 | 脂がのっている |
紅鮭 | 高級な鮭。養殖に向かないので基本天然物。 | 真っ赤 | 脂のりがよく、味がしっかり |
時鮭 | 日本近海に早めに帰ってきた白鮭。別名「時知らず」。産卵まで時間があるので身にしっかりと栄養が残っている。 | ピンク | 少し脂がのっている |
秋鮭 | 白鮭のこと。秋に獲れるので秋鮭。別名「秋味」。産卵直前なので栄養が卵に取られている。 | ピンク | あっさり(脂が少ない) |
つまり、鮭には白鮭・銀鮭・紅鮭の3種類があって、白鮭は時鮭・秋鮭とも呼ばれる、ということです
- 白鮭=時鮭=秋鮭
- 銀鮭
- 紅鮭
また、値段順に並べてみると以下のような感じです(時期によって値段は変わるので参考程度です)
- 白鮭=秋鮭 < 銀鮭 < 時鮭 < 紅鮭
ここまで理解できればスーパーで見かけたときに「あっ、時鮭でてるじゃん、ラッキー♪」とか「今日はお客さんが来るから少し奮発して紅鮭にしよう」とか考えることができますね
見た目の違い
一応見た目の違いについても比べておきましょう
白鮭(時鮭、秋鮭)
切り身で見ることの多い鮭ですが、魚の形で見ると立派ですね
銀鮭
銀鮭は白鮭と見た目は似ているそうです
ただし、白鮭よりも背中に黒い斑点が多いです
紅鮭
そして一番インパクトのある見た目の紅鮭です
本当に「紅(くれない)」ですね
その他の鮭について
実は鮭にはまだまだ種類があります
例えば、キングサーモン、ニジマス、…等々
「鱒(ます)」って「鮭(さけ)」なの?等を考えだすと訳が分からなくなってきますが、この辺については以前に「【意外と複雑】鮭(さけ)イクラと鱒(ます)イクラの違い」という記事でまとめたので興味がある方はそちらもご覧ください
終わりに
本記事では白鮭(しろざけ)・銀鮭(ぎんざけ)・紅鮭(べにざけ)・時鮭(ときざけ)・秋鮭(あきざけ)の違いについて説明しました
まとめると、鮭には白鮭・銀鮭・紅鮭の3種類があって、白鮭は時鮭・秋鮭とも呼ばれる、ということになります
3種類の鮭を一度食べ比べてみると面白いかもしれません
個人的にはどの鮭も脂の乗り方が異なり、優劣つけがたく美味しいと思います(今日は銀鮭、明日は紅鮭という食べ方は全然あり)
あと鮭は切り身で売っているので、調理が焼くだけで簡単なのがとても助かります
見た目も赤くてめでたいですし、鮭はポテンシャルの高い魚ですね〆
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