前回紹介した「40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ仕事に対する考え方」がさらっと読めたので「40歳でGAFAの部長に転職した僕が1ヶ月でやりきった戦略的面接対策」の方も読んでみました
前作同様、こちらの本もさらっと読めます
本書のメッセージとしては「転職する/しないに関わらず、自分の経歴を理路整然と語ることが出来る人は市場価値が高く見える」ということが挙げられます
なので、転職を考えている人も、いない人もさらっと読んでみてはいかがでしょうか
本書の感想
経歴を深堀しよう!
経歴の深掘りの手順について以下のように説明されています
- 経歴の洗い出し
- 企業が求めることの理解
- 経歴のストーリー化
- ストーリーの叩き込み
要するに、自分の経歴と企業側のニーズを照らし合わせてストーリーを作って、自分の言葉で自然に語れるようにしましょうということです
「自分には特筆すべき経歴がない…」と思われる方もいるかもしれませんが、でも大丈夫です
別に特別な業績を書く必要はなくて(あるに越したことはありませんが)、自分が関わった仕事を思い出して列挙していけば良いのです
著者曰く、1プロジェクトにつきA3用紙1枚を用意して、思いつく限りのことをまず書き出しましょう!とのことです
そこそこキャリアを重ねた人だとかなり膨大な作業量になると予想されます
ストーリーを構造化して語る
実際の面接時の語り方についても言及されています
作文しつつ紹介したいと思います(作文は全くの架空です)
まずはサマリー
「○○をして××の結果を出した時の話をします」が基本です
作文すると
- プロジェクト工学の導入により100億円の大規模プロジェクトを成功に導いた時の話をします
くらいでしょうか
続いて要素
「この話のポイントは3つあります。1つ目は~」が基本です
作文すると
- 1つ目は、プロジェクト譜という技法で逐次変化するプロジェクトの状況・全体像を可視化したこと
- 2つ目は、プロマネとして状況の評価、次のアクションの選択、リソースの配分に注力したこと
- 3つ目は、会議体を工夫し、従来に比べ会議数をおよそ50%削減したこと
くらいでしょうか
なお、話が煩雑になるので、要素は多くても3個までにしたほうが良いようです
最後に結論
「この3つのポイントの結果、××の結果を出せました」が基本です
作文すると
- この3つのポイントの結果、大規模プロジェクトの成功という結果を出せました
ですね
全体的な話し方のポイントは、情報を小出しにして自分から語りすぎないことです
面接なので当然、面接官からの追加質問があるので、面接官の突っ込みどころ/自分の回答バッファを残しておく方が、面接がスムーズに進むようです
何か質問はありますか
面接の最後に必ず聞かれる「何か質問はありますか?」の定型文
「ありません」では寂しいので、この質問も必ず用意しておきましょう
例えば「皆さんの一週間の仕事のスケジュールを教えてください」とか
〆
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