映画「インターステラー」を観る

アン・ハサウェイが宇宙空間に放り出されて、ひとり孤独にさまよう。

そのシーンが観たくて映画「インターステラー」(2014年)を観ました。

Watch Interstellar | Netflix
With humanity teetering on the brink of extinction, a group of astronauts travels through a wormhole in search of anothe...

しかし、結論から言うと、そんなシーンはありませんでした!

映画公開当時の予告編ムービーでそんなシーンを観た記憶があったのだけれど、勘違いだった模様。

その点は残念でしたが、内容自体は人類が宇宙開拓に挑戦する映画でとても楽しめました。

ワームホールとかブラックホールとか、宇宙の謎を、謎ゆえに都合よく使っているところも面白いです。

ラストシーンの、主人公がやけくそでブラックホールに飛び込んだら、偶然人類を救うことができた展開には開いた口が塞がりませんでしたが。

マーフィーの法則

主人公の娘がマーフィーという名前です。

マーフィーの法則にちなんで付けられた名前だとか。

マーフィーの法則とは、以下のような経験則のことを指します。

  • トーストを落とすとバターを塗った面を下にして着地する
  • 洗車を始めると雨が降る
  • 高価なものほどよく壊れる

要は、それが事実であるかはさておき、その法則にユーモアがあるかが重要です。

ラザロ計画

月を目指したのがアポロ計画、火星を目指すのがアルテミス計画、そして本映画で出てくるのがラザロ計画です。

ラゾロ計画には以下のふたつのプランがあります。

  • プランA:人類をスペースコロニーに移住させる
  • プランB:人類の受精卵を別の環境のよい惑星に運び、そこで人類を培養する

映画では、プランB実行のために主人公を含む宇宙飛行士たちがワームホールを通り抜けて、地球に似た環境のよい惑星を探し求めます。

移動距離が長いので人工冬眠したり、プラックホールの重力の影響で時間の進みが遅く(こっちでの1時間が地球では7年みたいな状況に)なったりするところは非常にSF的で面白いです。

インターステラーとは

インターステラー(Interstellar)は「星と星の間の」といった意味合いの形容詞です。

イーロン・マスク氏率いるスペースXでは「我々は他惑星型生物に進化する」と宣言していますが、その際の英単語はインタープラネタリー(Interplanetary)です。

インターステラーとインタープラネタリーの違いですが、前者は星(太陽のような恒星含む)の間を、後者は惑星の間を意味しています。

ということで、スペースXが目指すインタープラネタリーはあくまで太陽系の中の移動の話です。

本映画では、ワームホールを通り抜けてワープすることで、別の恒星系にも移動するためインターステラーなわけです。

実際、人類がインターステラーになるためには、人工冬眠やワープのような技術が必要になるでしょう。

我々人類は、地球とともには滅んでなんかいられない。

今はSFですが、いつか実現する必要のある技術です。〆

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