「俺の名前は平尾丈、25歳で社長、30歳でマザーズ上場、35歳で東証一部上場した男」みたいな帯タイトルに釣られて平尾丈氏の著書「起業家の思考法 別解力で圧倒的成果を生む問題発見・解決・実践の技法」を読みました
若くしてビジネス界で実績を残している方だけあって、言っていることが結構ゴリゴリです
しかし、私たちは目を背けてはいけない!
この世界は残酷だということを!
本書の感想
そもそもマザーズって何だ?
本書の帯に「25歳で社長、30歳でマザーズ上場、35歳で東証一部上場」という記載がありました
「この男、圧倒的」という意味だと理解したのですが、そもそもマザーズって何だっけ?と思ってしまいました
調べてみると、ちょうど最近の2022年4月4日に東京証券取引所(東証)が以下のとおり市場区分を再編していました
- 東証一部 → プライム市場
- 東証二部 → スタンダード市場
- 東証マザーズ → グロース市場
そのため、マザーズは今で言うグロースということです
「お母さんたちが成長したのか…」とまた無知な連想してしまいましたが、マザーズは”Market Of The High-growth and EmeRging Stocks”のアクロニムだそうです
平尾丈氏が考える起業家の思考法
さて、そんな平尾氏が考える起業家の思考法ですが以下の5つに分類されています
- 発見力:解くべき問題を発見する力
- 別解力:「自分らしく」「優れた」「別の」やり方を組み合わせる力
- 実現力:実現する力
- 失敗力:失敗を最小限に抑え、糧にする力
- 成長力:成長し続ける力
この中でも平尾氏が一押ししている考え方が「別解力」です
ビジネスをやる上では、「自分らしく」ないと続かない、「優れて」ないと上手くいかない、「別の」やり方でないと差別化できない、という考え方と読みました
これを読んだときに、昔どこかで読んだ「簡単な、誰もやっていないことを、誰よりも早くやる」という商売人の教えを思い出しました
別解力に当てはめると、「簡単な」が「自分らしく」で、「誰もやっていない」が「別の」で、「誰よりも早く」が「優れた」でしょうか
商売人も起業家も思考法は同じなのかもしれません
失敗してはいけない
本書で印象に残ったところをひとつ
平尾氏は「失敗してもいいから、挑戦し続けろ」みたいな世の中の風潮にちょっと苦言を呈しています
要は「失敗してもいいから、みたいな心持ちで成功するわけねぇだろ」ということです(ゴリゴリ)
「仮に失敗したら次はこうする」という戦略をもって実行せよと言っています
フットワークの軽さだけではなく、思考力の強さも必要ということですね
そういう意味合いで、「失敗力」には「失敗を最小限に抑え」という説明がついています
経営者にいつもする質問
平尾氏が経営者によくする質問に以下があります
- 経営指標のうち、どれを最も重視していますか?
この質問の答えは経営者によって、売上だったり、利益だったり、成長率だったり等で異なるので、経営者の考え方を知るにはとても有効とのことです
こういうズバッとした質問、してみたいものです
しかし、そもそもけいやは経営者と会話する機会はないので、今度会社の後輩にでもこの質問をして困らせてみたいと思います〆
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