小室圭さんの文書をバリエーションツリーにしてみた

本記事では小室圭さんが2021年4月8日に公開した28ページの文書をバリエーションツリーの形で整理しています

「文書を読もうとしたけど28ページ(約4万字)もあって挫折した」

「文書を読んだけれど、何がポイントなのかよくわからなかった」

そんな方は本記事を読んでみると、文書の全体像なり、ポイントなりが掴めるかもしれません

小室圭さんの文書をバリエーションツリーにしてみた

バリエーションツリー作成の経緯

なぜ小室圭さんの28ページの文書をバリエーションツリーの形に整理しようと思ったかというと、一言で云えば、小室圭さんの文書が非常に分かり辛かったからです

もしかしたら法律系の専門家から見れば、隙のない文書なのかもしれませんが、それでもやっぱり一般の人が読むには苦痛な文書です

そんなわけで、科学技術系の現場で使われるバリエーションツリーで整理すれば、もう少しわかりやすい報告書になるのではないか、ということで作成してみました(そもそも本文書が報告書なのか、何を目的として書かれているのか、はっきりしないところはありますが)

バリエーションツリーとは

バリエーションツリーとは、物事の経緯を可視化し、問題点を識別する手法です

縦軸に時間、横軸に登場人物をとって、物事の経緯を可視化した上で、問題の原因となる出来事を識別し、その出来事をどうやったら排除できるかを考えます

工事やイベントなんかで問題を起こした時に、事の経緯や再発防止策の報告にバリエーションツリーを活用することもあるかと思います

バリエーションツリーは例えば、JAXA発行の「ヒューマンファクタ分析ハンドブック」なんかにも詳しく解説されています

詳しく勉強されたい方は、本書を読んでみると良いと思います(なかなか血の匂いのする(手間暇かけて作られた感じのする)文書です)

小室圭さんのバリエーションツリー

言葉で説明されてもイメージが湧きづらいと思うので、先に小室圭さんの28ページの文書をもとに作成したバリエーションツリーを以下に示します

実際の文書には2017年~2021年にかけての小室圭さん(および小室圭さんの母親)と元婚約者とのやり取りが書かれているのですが、その部分は本文書のポイントに思えなかったので整理対象から外しています

上記のバリエーションツリーの登場人物は小室圭さん、小室圭さんの母、小室圭さんの母の元婚約者の3名で、その3名の間で起こった事柄を2010年~2017年にかけて時系列で整理しています

そして、その経緯の中で問題と思われる出来事を排除ノード①、②として2点識別しました

問題点を分析してみよう

問題点の再発防止策として、バリエーションツリーで識別した排除ノードに対してなぜなぜ分析を実施するというものがあります(なぜなぜ分析についてもJAXA発行の「ヒューマンファクタ分析ハンドブック」に説明があります)

ということで、上記のバリエーションツリーで識別した排除ノード①、②に対して、なぜなぜ分析をしてみましょう

まずは、上記のバリエーションツリーの排除ノード部分を拡大した図が以下です

そして、排除ノード①、②に対してなぜなぜ分析を実施した図が以下です

なぜなぜ分析をどの階層まで実施するかは場合に寄りけりですが、今回は直接原因/背景原因/根本原因の3層で記載してみました

なお、注意してほしいのは、なぜなぜ分析の内容は純粋に小室圭さんの28ページの文書からだけの情報だけではなく、けいやの想像も入っているので、あくまで例として参照ください

ただいくら想像力を駆使しても「なんで?」と思わざるを得ない部分があってなぜなぜ分析に困りました

特に「小室圭さんの母が奨学金は年内には振り込まれないと思って、元婚約者に授業料の送金を依頼した」という部分は腑に落ちません

こんなの小室圭さんと一言話せば済む話では?と思ってしまいます

「奨学金を受給したにもかかわらずに、元婚約者からのお金は返さずに、入学祝い金として頂いた」の方は、まぁ、当時の婚約者相手の話だから気持ちとしては分からなくもないですが、婚約破棄となった場合に(実際にそうなったわけですが)揉めることは想像に容易いです

そんな苦しいなぜなぜ分析の結果、捻りだした再発防止策は以下の2点です

  1. 親子であっても金銭にかかわる事項には話し合いの記録を残す
  2. 信頼関係の有無にかかわらず、金銭のやり取りは正確な記録を残す

「1.」については「そこまでする必要ある?」という感じですが、本当に小室圭さんの母が奨学金の支給時期を知らなかったというのであれば、話し合いの記録を残すしかないでしょう

「2.」については、一般的な対策で、信頼関係に基づく記録が曖昧なやり取りは、信頼関係が無くなった場合に揉める、という話は枚挙にいとまがありません

28ページの文書を読んだ感想

ここからは小室圭さんの28ページの文書を読んだけいやの個人的な感想です

本文書は概要/本文/脚注に分かれているのですが、15ページ目までの概要/本文までを読んだ印象は、世間でよくある金銭トラブル(信頼関係に基づく金銭のやり取りは信頼関係が無くなると揉める)の話だなというものでした

これはもう当事者の間でしかわからないことが沢山あり、文脈が複雑に絡み合っているので、周りがとやかく言っても仕様のない話だと思いました

しかし、16ページ以降の脚注部分を読み進めていくと、上記バリエーションツリーで示した排除ノード①、②の話が突然出てくるので、ちょっとこれは正当性を主張するには苦しい内容ではないかと思いなおしました

そもそも4万文字にもわたって永遠と文字だけで説明してくる時点で、オーバーフロー(読み手に過大な負荷を与えて理解不能にする)作戦を狙っているようで、印象が良くありません

自分だったら、上記のバリエーションツリーとなぜなぜ分析を報告書に記載して、排除ノード①、②については、当時の対応の悪さを認めて謝り、今後の対応について語ると思います

これをしないといつまでたっても、過去の対応の是非に焦点が当たり続け、議論が前に進まない気がします

おわりに

本記事では小室圭さんの28ページの文書をもとにバリエーションツリーを作成しました

本整理によって28ページの文書に記載の事実関係をわかりやすい形で整理できたと思います

また、なぜなぜ分析も実施していますが、真因は本人にしかわからないところもあるので、こちらは参考程度です(どちらかというと報告書作成のエクササイズとしてのなぜなぜ分析です)

本手法は再発防止策を報告する際に有用なので、覚えておいて損はないと思います

本記事が誰かの何かの参考になれば幸いです〆

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