Tommy Emmanuel(トミー・エマニュエル)が演奏する“Initiation(イニシエイション)”
言葉で表現するには難しい曲ですので、まずは以下の動画をご覧下さい
この独特で怪しげなサウンドが、ギター1本で奏でられている不思議です
けいやが始めてこの曲を聴いたときは、その独特なサウンドゆえに、オープンチューニングを使用していると錯覚してしまいました
しかし、紛れもないスタンダードチューニングです
“Initiation(イニシエイション)”は何を表現している?
“Initiation(イニシエイション)”はTommy Emmanuelが20代で書いた曲で、オーストラリアの先住民アボリジニに関する曲です
Tommy Emmanuelはオーストラリア出身のギタリストですが、子供の頃から演奏旅行でオーストラリア内地を飛び回っており、そのときに見たアボリジニのお祝いの儀式や夜の砂漠の音、雷、雨、風のノイズ等をギターで表現しています
まるで数千年前から続く自然と人類のあり方についての物語の蒔絵を描くようなTommyの演奏がとても印象的です
サウンドの秘密
サウンドの秘密とは云っても、何のことはない、ディレイとリバーブのエフェクターを使用しているだけです
ただそのエフェクトに加え、Tommyがギターの弦をスクラッチしたり、ボディを叩いたり、引っ掻いたりすることでこの独特なサウンドを生み出しています
このサウンドの使おうと思ったきっかけは、当時Tommyがスタジオでディレイを使って遊んでいたときに、このディレイ信号をリバーブに入力すると洞窟内で響く音に聴こえると感じたことらしいです
若かりし頃のTommyが以下の動画で語っています
なお、”Initiation”についてTommyが回答しているインタビュー記事は以下になります〆
コメント