大阪府吹田市にある旧中西家住宅に行ってきました
中西家は江戸時代の大庄屋で母屋は1826年建築です
時代で云うと、幕末の志士たちが生まれ始める頃でしょうか
以下が母屋の写真です
瓦が若干アーチを描いていますが、これは崩れてきているわけではなく、わざとらしいです
建築当時は、周りは田んぼと農家で、家があっても藁葺き屋根なので、この瓦屋根の屋敷はそれはもう目立っていたことが想像されます
旧中西家の感想を一言で表現すると、庭がすごいです
色々な趣向が凝らされており、「庭は宇宙」という言葉が頭に浮かびました
以下、庭の趣向ポイントを3つほど
- 西庭には常葉樹、東庭には落葉樹
- 庭に坂道がある
- 庭の一部を2mほど掘り下げている
西庭には常葉樹、東庭には落葉樹
完全にではないですが、西は常葉樹、東は落葉樹で植え分けをしています
木々の種類が異なるので、それだけで庭の雰囲気が西と東で変化します
庭に坂道がある
庭に傾斜とカーブが付けてあり、庭の行先が見えないようになっています
「この先はどうなってるの?」という気持ちで、庭の広さが心理的に拡張されます
庭の一部を2mほど掘り下げている
掘り下げた庭の部分から木々を見上げることで、まるで渓谷にいるような木々への没入感を得ることができるとのこと
掘り下げ部分は立ち入り禁止だったので、今回は体感することができませんでした
以下の写真の紅葉した木々のある左側部分が実は2mほど掘り下げられています
その他にも、茶室があったり、苔が立派だったりと、いろいろ庭を楽しめるポイントがあります
もちろん住宅も歴史があり立派なので十分楽しめます(ただし事故防止のため撮影禁止でした)〆
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