子供の頃はよく相撲を観ていた。昔ボビー・オロゴンが素人だった頃、テレビの街頭インタビューで「お相撲さん、すげーデブ」と目をひん剥いて答えていたけれど、「いやいや、あれは筋肉の塊なんだよ」と内心思ったことが思い出される。
ここで唐突ですが、けいやの中の相撲ベストシーンTOP3を発表します。
相撲ベストシーンTOP3
第1位:2001年5月場所・千秋楽・優勝決定戦・貴乃花vs武蔵丸
膝がイカれた貴乃花は、本割(その日の最後の取組み)で武蔵丸にあっさりと負け、優勝決定戦に。場内は完全に「貴乃花はもうダメだ」という雰囲気。そして決定戦前の仕切りの最中に貴乃花の膝がまた外れる。なんとかいなして膝を関節に入れ直す貴乃花。ますます場内は悲痛の雰囲気。そんな中のはっけよいのこった。悲鳴にも似た歓声に包まれる場内。しかし、なんと貴乃花は相撲を取り切り見事武蔵丸から勝ちをもぎ取る。取組後の貴乃花の鬼のような形相はあまりにも有名。なお、その舞台裏を語った貴乃花と武蔵丸の対談はこちら。これが二人が見ていた相撲道。
第2位:2002年秋場所・貴乃花vs朝青龍
膝の怪我からの長期休場明け、引退間近、満身創痍の貴乃花vs成長著しい飛ぶ鳥を落とす勢いの朝青龍。仙人のような雰囲気と闘志を前面に出した朝青龍が対照的。はっけよいのこった!猛然と責める朝青龍。しかし、貴乃花の足腰は地面に根が生えたように崩れない。最後は貴乃花にまわしを取られ上手投げにて朝青龍は敗れる。朝青龍が「ちくしょう!!!」と叫んで花道を帰る姿が印象的。
第3位:2003年大晦日・曙vsボブ・サップ
瞬間視聴率43%の伝説の試合。この試合で格闘技・相撲最強神話が完全に崩れ去った。ノックアウト後、曙を心配して駆け寄る心優しいボブ・サップが印象的。なお、解説には貴乃花親方がいた。
ドラマ「サンクチュアリ-聖域-」の感想
さて話がそれましたが、ここからが本題。本格的相撲ドラマっぽい予告動画につられて、ドラマ「サンクチュアリ-聖域-」を鑑賞しました。
相撲というまわし一枚で体のごまかしが効かない中、俳優さんたちはよく頑張っているなというのが第一印象でした。
しかし、脚本というか物語の組み立て方がよくない。
作品全体としては、ちょっと物足りない内容でした。
以下は各エピソードの雑な感想です。
ちょっと期待していたものと違った。けいやの中の相撲ベストシーンTOP3は以下のとおり。
— Keiya | 強くなりたい (@2R8R9) May 18, 2023
第1位:2001年5月場所・千秋楽・優勝決定戦・貴乃花vs武蔵丸
第2位:2002年秋場所・貴乃花vs朝青龍
第3位:2003年大晦日・曙vsボブ・サップ
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エピソード1
以下のセリフには内心盛り上がりました。
- 異常の上に成り立つ異世界、それが角界だ!
- 金もない、乳もないんだったら興味ないわ!
- 土俵にはすべてが詰まってるんだよ。金、地位、名誉、女。
エピソード2
きよぽよとおっぱい。
エピソード3
お相撲さんのおっぱい。
エピソード4
女将さん(演・小雪)の貫禄よ。
エピソード5
なんか脱線が多くてやな予感がする。
エピソード6
張り手!張り手!ぎゃーーーーー!!!!!
エピソード7
星って貸し借りするものなのね。
エピソード8
嫌な予感はしていたけど、やりやがったー!!!
まとめ
全体として不要な伏線・展開が多い。お水の女や若手投資家、静内のやけどの跡、父ちゃんの事故、女将さんの謎めいた過去等々、いるのだろうか。製作途中で予算等のトラブルが多く、あらすじの変更を繰り返し、なんとか終わらせたのかなという印象を強く持った。サンクチュアリというタイトルどおり、もっと角界の闇や旧態依然の体質打破にフォーカスした内容にすればもう少しまとまったのではないか。広げすぎた風呂敷のせいで、最後は何を描いているのか、わけがわからない感じで終わってしまったのが非常に残念。〆
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