「金ならある、この世に沢山!」
ということで、漫画「バビロン大富豪の教え」を読みました
原作はジョージ・S・クレイソン、1926年に刊行の書籍をわかりやすい漫画で楽しめます
100年近く前の本が現代でも通用するのは、やはり真理が書かれているからでしょう
漫画なので1時間くらいでさらっと読めます
今一度「お金とは何なのか?」について考える良い機会になりました
本書の感想
お金持ちとは「お金の増やし方を知っている者」
「バビロン大富豪の教え」とはどんな話かというと、古代バビロニアで貧乏な少年がお金持ちになる話です
どうやってお金持ちになるかというと、「黄金に愛され七つ道具」を駆使します
この「七つ道具」の考え方は現代でも通用するもので、いろいろ考えさせられるものがあります
①収入の十分の一を貯金せよ
至極真っ当な至言です
月手取り20万円だとしたら、毎月2万円は貯金しましょうということ
30歳からこれを続けたら、60歳で720万円貯金できることになります
…あれ、あんまり貯まりませんね
ちょっと調べてみると「ゆとりある老後を送るためには約3,360万円必要!」という記事を見つけましたが、これを目指すためには毎月9.4万円の貯金が必要です
これだと「収入の二分の一を貯蓄せよ」になります
…ちょっと、無理かな
まぁ、何が正しいのかわかりませんが、少なくとも貯金はしておいて損はないと思います
②欲望に優先順位をつけよ
高価な服や贅沢な食事は本当に必要ですか?ということ
自分の収入に合わせて、支出をコントロールすること
確かにお金を払うことで得られる幸せってすごく限定的な気はします
③貯えた金を働かせよ
定期的にお金が入ってくる仕組みを作れということですね
端的に云えば、株式に投資しろ、です
④危険や天敵から金を堅守せよ
楽して儲かるは100%詐欺だと思え、賭博はしない、以上です
⑤より良きところに住め
「住居への支払いは心を豊かにする投資」とのことですが、これだけ「ん?」と思いました
住居は固定費なので、住まいのレベルは慎重に選ばなければなりますまい
まぁ、確かにスラム街みたいなところに住んでいたら、「貧すれば鈍する」みたいな状況になる気はしますが
⑥今日から未来の生活に備えよ
「①収入の十分の一を貯金せよ」と似たような感じでしょうか
⑦自分こそを最大の資本にせよ
これも至言ですね
例えば、年収400万円の人がいたとしたら、その人の体は利率1%の場合、4億円の元本ということになります
いやいや、銀行の利率で考えたら利率0.001%くらいだから、その人の体は4000億円の価値がありますよ!と云えるかもしれません
「体が資本」とはよくいったものです
結局は感謝
本書の最後の方で出てきますが「結局は人に感謝されることが大事であって、お金はおまけ」という話があります
本当の大富豪というものはやはりこういうマインドに至るのでしょう
ただ十分なお金がないとたどり着けない境地でもあります
そう考えると「本当の幸せに気づくために私たちは一生懸命働いている」と云えるのかもしれません〆
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