2004年は「世界の中心で、愛をさけぶ」に加えて、もう一作ヒット映画がありました
「映画「世界の中心で、愛をさけぶ」を観る」で書きましたが、2004年当時はけいやは世間と隔絶された閉鎖空間で生活していたので、こちらの映画についても当時の盛り上がりを知りません
というわけで、映画「いま、会いにゆきます」を視聴しました
映画の感想を一言で云えば、ストーリーがとても秀逸な良い映画でした
映画の感想
ちょっと物足りない映画だな…と思いきや
若くして亡くなった美しい妻(竹内結子)が期間限定で蘇る
そんなあらすじの映画なのかと思って観ていました
そして、最大の盛り上がりは竹内結子が再び消えてしまう別れのシーンなのだと
「美しい映画だけど、話がシンプルすぎて少し物足りないかな…」
と思っていたところに、なんと衝撃のラスト、壮大なネタばらしが待っています
急転直下、驚きの展開で今までの些細な伏線・違和感が回収され、視聴者の頭が嵐に見舞われる中、立ち直る時間を与えぬままに映画は終了、強烈な余韻を残します
完全にしてやられた感がありました
知人が飛行機の中で3回観たと云っていた理由も合点がいきました
話の大枠を整理
映画のラストでネタバレを畳み掛けられて頭の整理が追いつかないので以下のとおり、話の大枠を図にして整理してみました
本当に良くできたプロットです
映画のタイトルが良い
映画(原作)のタイトルがとても良いと思います
最近見た3作品の映画で比べると以下のような感じです
- 君の膵臓をたべたい:タイトルにインパクト有り。タイトルの理由は映画の中で明かされる
- 世界の中心で、愛をさけぶ:インパク優先のタイトル。映画の内容とは余り関係がない
- いま、会いにゆきます:タイトルにインパク無し。タイトルの理由は映画の中で明かされる
つまり、「いま、会いにゆきます」は普通のタイトルだけれども、その意味の深さとのギャップが大きくとても良いと思いました
インパクト優先のタイトルをつけると、どうしても出オチ感が出てしまったり、視聴前の期待が無駄に高まったりしてしまう側面があります
同じシーンをふたりの視点で
「君の膵臓をたべたい」でもありましたが、同じシーンをふたりの視点で描く手法が本作品でも使われていました
一人目は普通に描き、二人目は伏線を回収する形で描くのは演出の王道なのでしょうか
あえて欠点を挙げるとすれば
2004年当時、竹内結子は24歳、中村獅童は32歳です
両名とも個性的な演技なのでふたりの共演はなかなか見ごたえがあります
個人的には何より美しい森と雨と竹内結子の組み合わせが良いですね
本映画の欠点をあえて挙げるとすれば、本共演をきっかけに結婚した竹内結子と中村獅童が2008年にしっかり離婚したことくらいでしょうか
現実は映画みたいには行きませんね〆
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