「ショーシャンクの空に」がとてもいい映画らしい、というのを何度か耳にしたことがありました。
そんなわけで、見てみましたよ、映画「ショーシャンクの空に」を。
観終わってまず初めに思ったのは、「思ったよりハッピーエンドの映画だった」でした。
殺人の冤罪で刑務所に終身刑でぶち込まれて、それでも希望を捨てずに生きていく主人公には、それなりに感化されるものがありましたが、勝手にちょっと悲しい結末になるんだろうな、と予想していました。
しかし結果は、脱獄に成功してお金持ちになって自由に生きる環境を手に入れるというあまり現実味のないラストでした。
つまり「希望を捨てなければいつか報われる(かも)」というメッセージが込められていたわけですが、世界中で閉塞感が煮詰まっている2024年現在からすると、ちょっとハッピーエンドすぎるよな、この映画何年制作だろうか、1994年か、という感じでした。
あと脱獄のために、小さなハンマーでこつこつ20年間、牢屋の壁を掘り続けるのは浦沢直樹氏の漫画「20世紀少年」のオッチョを思い出しましたね。あれはスプーンでしたが。
あと人が芋虫みたいになってやっと通れる狭い脱獄トンネルは壁に張ったポスターで隠していたわけですが、主人公がトンネル抜けて脱獄した後も壁にポスター貼ったままになっていたのは、一体どうやったんだって鑑賞中に少し気が散ってしまいました。
もう1個思ったこと。
主人公は激しく抵抗するものの非常に悲しいことに、何度も囚人にケツの穴を掘られてしまうわけですが、周りの人はその囚人のことをホモとか男色とかで表現していましたが、彼はホモではないと思います。
彼は人権蹂躙に快感を覚えるサディストと表現するのが正しいでしょう。
牢獄には女性がいないので、相手に最も屈辱を与える方法で、かつ自分の性的欲求も満たす手段として、男のケツを掘っていたのだと思います。
世の中にはそういう人間もいる、ということは街録chで学びました。〆
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