大阪府堺市の「百舌鳥古墳群(もずこふんぐん)」に行ってきました
古墳に興奮するたちでもありませんが、空き時間ができたのでぶらっと散策です
百舌鳥古墳群って何?
百舌鳥古墳群とは大阪府堺市にある古墳群、すなわち古墳の群れです
全部で40基以上あります
昔は100基以上あったらしいですが、住宅地等になって壊されていったようです
そもそも古墳って何?
というくらい馴染みがありませんが、古墳とは昔のお墓ですね
土を高く盛り上げて丘のようにしています
時代は5世紀頃なので、日本には文字の記録がなく、中国の文献から日本(倭国)の様子を推し量るしかない謎めいた時代です
あと、2019年に「百舌鳥・古市古墳群」として世界遺産に登録されたらしいです[1]古市古墳群は大阪府の羽曳野市、藤井寺市にある古墳群
世界遺産に登録されたことは露も知らず、今回は以下の3基の古墳を散策しました
- いたすけ古墳
- 御廟山古墳
- 大仙陵古墳
「いたすけ古墳」に行く
古墳なんて今まで見たことない!
ということで、少しドキドキ気分でまずはいたすけ古墳に行きました
以下がいたすけ古墳の写真です
あー…うん、確かに地上から見ればこんな感じでしょうね
空から見ればこそ、鍵穴型の前方後円墳の形をはっきりと認識できますが、地上から見れば、古墳が大きすぎるが故に、なんのこっちゃわかりません
ちなみに、写真にある壊れた橋は、昭和の時代に古墳を壊そうとして架けた、重機用の橋の残骸だそうです
市民運動により古墳の解体は中止されましたが、森林の伐採は始まっていたので、写真のような禿山状態になっているそうです
この後訪れた大仙陵古墳でボランティアのガイドさんが事の経緯を教えてくれました
「御廟山古墳」に行く
続いて御廟山古墳です
わー、木がしっかり生えてる!
いたすけ古墳との感動の差分は、木が生えていることくらいでしょうか
こちらの古墳も空から見れば、しっかりとした前方後円墳です
写真の中央に意味ありげに立てられた看板ですが、頑張って目を凝らしてみたものの、何が書かれているか読み取れませんでした
きっと「倭建命(やまとたけるのみこと)により封印せられし魔界の王、二千年の眠りにつく」とでも書かれているのでしょう
そろそろ封印がとける頃でしょうか
「大仙陵古墳」に行く
古墳といえば大仙陵古墳、日本最大の古墳です
大山古墳と書かれたり、仁徳天皇陵(にんとくてんのうりょう)や仁徳陵古墳と呼ばれたりもします
以下が大仙陵古墳の正面玄関の写真です
流石に日本最大と云うだけあって管理も厳重です(宮内庁の管理)
というか大きすぎて、もはや丘にすら見えず、ただの森林に見えます
いたすけ古墳、御廟山古墳には堀(周濠と云うらしい)が1個しかありませんでしたが、大仙陵古墳は堀が3重に掘られています
写真は1個目の堀を超えたところから撮影しており、鳥居の手前が2個目の堀、鳥居の向こうが3個目の堀です
これだけ大きなお墓なので、仁徳天皇はさぞかし権勢を誇っていたのでしょう、と思いますが、実際のところ、学術的にはこの古墳が誰のお墓かはよくわかっていないようです
宮内庁は天皇の墓ってことにしてしまっていますが、宮内庁管理だと学術調査が自由に実施できない弊害もあるようです
何はともあれ、大きな古墳でした
徒歩なら1時間半くらいで古墳の周りを1週できるらしいです〆
References
↑1 | 古市古墳群は大阪府の羽曳野市、藤井寺市にある古墳群 |
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