「Tommy Emmanuel Guitar Method – Episode 5」の解説です。
フラットピックを使った奏法についてTommy Emmanuel(トミーエマニュエル)が語ります。
“Wheelin’ and Dealin'”のフラットピック奏法
アルバム”Accomplice One”に収録されている”Wheelin’ and Dealin'”という私が書いた曲があります。この曲はJerry Reedによって書かれた”Smoky and the Bandit[1]1977年のアメリカのアクションコメディ映画。Jerry Reedも役者として出演した。”のテーマ曲”East Bound and Down”スタイルで意図的に書きました。私のフラットピックのスタイルでは単純な上下のピッキングに加え、何でもやります。云っていることがわかるでしょうか。演奏に必要なことであればそれをやり、上下のピッキングもやります。色々なスタイルの例を示したいと思います。”Wheelin’ and Dealin'”の演奏は典型的なフラットピックの早弾き曲です(演奏)。上下のピッキング&ストロークを使っています。サドル側の場所で小指をギターのボディに押し付けて固定します。これにより力強さと柔軟性を確保します。ネック側の場所で弾くと音が弱くなるので、ギターから音を出したいのであれば、サドル側のより弦のテンションが高い跳ね返りのある場所で弾いて、強い音を出します。
“Drive Time”におけるハイブリッド・ピッキング
もう少し難しい例を紹介しましょう。私の”Drive Time”という曲です。安定したスピードで弾いてみたいと思います。多くのハイブリッド・ピッキングが使われていることがわかると思います。メロディをピックで弾いたり、指で弾いたりします。全体を通して上手く聴こえるように弾きます(演奏)。色々な弾き方をされていることがわかると思います。ハーモニーがあったり、弦を叩いたり、多くのことが動的に行われています(演奏)。この曲を書いたとき、どのようにしようか色々試していました(演奏)。このアイデアがとても好きになりました。少しSteive Wonderみたいな響きでしょう。何かしながら散策しているような感じで、何かしなきゃとか、どこかに行かなきゃ、といった感じです。とにかく、多くのことをしています。ベースはこんな感じです(演奏)。リズムはこんな感じです(3拍目強拍)。このリズムがグルーヴの基本です(演奏)。これがこの曲のサウンドです。初めはゆっくり弾いたほうが良いでしょう。この曲のBridge部分ではキーが変わります。〆
References
↑1 | 1977年のアメリカのアクションコメディ映画。Jerry Reedも役者として出演した。 |
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