エッセイ

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ブラジャーちょうだい

本日は秋晴れの運動会日和。息子の幼稚園の運動会も無事に終わり、帰り道でほっと一息ついていた。すると突然、息子が言った。「パパ、ブラジャーちょうだい」……ん?今なんて言った?あまりに唐突すぎて聞き間違いかと思い、もう一度尋ねる。「え? ブラジ...
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愛していると言わないで

ふと、「私は眞子さんを愛しております」という言葉が、頭の中でフラッシュバックした。2021年の結婚会見。あの一言を、あなたは覚えているだろうか。日本語の「愛している」という表現には、いつも少し違和感がある。英語の “I love you” ...
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心斎橋の大塚愛

昔、心斎橋に大塚愛がいた。否、正確に言えば、大塚愛のコピーをしている女性が心斎橋にいた。商店街の地べたに置いたラジカセから大塚愛のカラオケを流し、それに合わせてマイクで歌を歌う。もちろんメイクや服装も大塚愛風である。ひと目見れば彼女の半端で...
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ライヨンとソクトクリーム

今回はライヨンとソクトクリームのお話。ライオンとソフトクリームの打ち間違いではなく、ライヨンとソクトクリームのお話である。概要を述べれば、思い込みは聴覚を狂わせる、という話になるだろうか。子供の頃、絵本を読み聞かせしてもらっていた人は多いの...
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栗きんとん戦争

我が家の正月は栗きんとん戦争であった。正月には母方の実家に帰ることが恒例となっていたが、母親の兄弟の子供たちも集まるので大変賑やかである。そんな子供たちの正月の楽しみは、お年玉、お雑煮、そして栗きんとんである。栗きんとんはおせちの中に入って...
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一番古い記憶(その2)

この前、自分の一番古い記憶は「3歳頃の母親におんぶ紐で背負われていた時の記憶」と書いたのだけれど、実はもうひとつ、さらに幼い時の記憶がある。それは母親のお腹の中にいた時の記憶。どんな記憶かというと、お腹の中でうずくまっていると母親の笑い声が...
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一番古い記憶

「一番古い記憶は何?」と聞かれて思い浮かぶのは、母親におんぶ紐で背負われて外の道を歩いている記憶である。おんぶ紐は青色、空は青空、道は舗装されていない土の道、ママ友とともに兄の保育園のお迎えに向かうシーンで妙に具体的な記憶なのだが、おんぶさ...