Tommy Emmanuel(トミー・エマニュエル)の”Endless Road(エンドレス・ロード)”のTAB譜(ギタースコア、楽譜)を作りました
本楽曲は市販の楽譜もありますが、どうしても自分で採譜したくてオリジナルのTAB譜を作成しました
いつもどおり細部までこだわった、真に正確なTAB譜となっています
“Endless Road”のTAB譜
採譜はPower Tab Editorです
以下のYouTubeで公開しています
採譜データ(.ptb&.pdf)は以下からダウンロード可能です(download here!)
020_EndlessRoad_TommyEmmanuel.pdf020_EndlessRoad_TommyEmmanuel.ptb
今回の採譜に使用した動画は以下になります
「トミー・エマニュエルのおすすめアルバム3選」の「個人的なおすすめ」でも記載していますが、”Endless Road”は個人的にも非常に思い入れの強い曲です
初めて”Endless Road”を聴いて衝撃を受けた「WoodSongs Old-Time Radio Hour」バージョンで採譜しました
“Endless Road”について
本楽曲の魅力は何と云っても曲のストーリー性でしょう
「ギター1本で物語を語る」とは正にこのことです
この曲の背景について知らない、初めて聴く人でも「嵐を乗り切り、再び歩き出す」というストーリーを感じることができると思います
この曲の個人的なイメージについて、以下のとおり解説してみます
メインテーマ(始まり)部分
「草原を駆け抜ける風」のように颯爽としたイメージです
この部分だけ聴くと、ただ単に明るい曲です
サブテーマ部分
テンポが少し落ち、曲調もマイナーになり、もの悲しさが出てきます
「人生は楽しいだけではない」という挫折のイメージが加わります
速弾きパート部分
「もの悲しい」から一気に「完全なる挫折」に落っこちます
速弾きの激しさから挫折の深さを感じ取ることができます
揺らぎパート部分
「すべてを失った後に残ったもの」といった感じです
何が残ったかというと、それはもちろん小さな希望であり、その希望の芽を育てるように、再び人生を歩み始めます
メインテーマ(終わり)部分
「メインテーマ(始まり)部分」と全く同じ曲なのですが、なぜか同じに聴こえません
こちらの方が「明るさ」に加えて「力強さ」を感じることができ、よりたくましく、前向きな印象を与えます
この「同じなのに同じに聴こえない」というのが”Endless Road”の凄さであり、ギター演奏の到達点でもあると感じます
そして、この偉業を可能にしたのはストーリーを伝える楽曲と演奏というわけです〆
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