デール・カーネギー著「デール・カーネギーの人を動かす方法」のAudible(オーディオブック)版を聴きました
「人を動かす」はカーネギーの死後、何回か改訂を重ねていますが、本書は「人を動かす」の初版、カーネギー自身が書いた本をもとにしたオーディオブックです
自己啓発本の古典として余りにも有名な本書(初版は1937年発行)
原題は”How to Win Friends and Influence People”で、本書は「友人を獲得し、人々に影響を与える方法」を計30の原則で、豊富なエピソードを交えつつ説明するものです
本の感想
現代人が聞くと割と当たり前の内容
初版発行時の1937年当時は斬新な内容だったかもしれないのですが、現代人の我々が聞くと、割と当たり前というか、よく聞く内容が書かれています
例えば、人を批判するのはやめましょう、人の話を聞きましょう、人を褒めましょう、といった内容です
全30原則についてウィキペディア等でも確認できるので、ここでは触れませんが、その原則が月並みに感じるのは、80年以上の長い年月をかけて本書の内容が世界に浸透していった証左なのかもしれません
当たり前の内容が実践できない
本書に限らず、自己啓発本に共通することかもしれませんが、当たり前のことと読みつつも、いざ自分の行動を振り返ってみると実践できていない、ということです
そのため、定期的に本書を手に取って、自分の行動を振り返るのはとても有益だと思いました
例えば、人を批判した後に、本書を読めば、「批判された人は、脳みそをフルに使って自分の正当性を考えるだけ。自分は人望を失い、相手はやる気を失い、良いことはない。相手の行動を変化を促すためには批判以外のもっと良い方法があるはず」ということを思い出して、次は違うアプローチに挑戦しようという気が起こります
おわりに
本書は80年以上にわたりロングセラーを記録しており、自己啓発本の古典と云われるほどなので、一度は読んでおいても損はない本だと思います(なお、古い本ゆえに、若干時代錯誤的な記述はあります)
また、豊富なエピソードを交えて人を動かす原則を解説してくれるので、読み物としても楽しく読めます
定期的に読み返したい自己啓発本です〆
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