Audible「嫌われる勇気」を聴く

岸見一郎、古賀史健共著「嫌われる勇気」のAudible(オーディオブック)版を聴きました

キャッチーな本書のタイトルである「嫌われる勇気」とは、即ち「自由を行使する勇気」のことを意味します

「嫌われる」=「自由を行使する(人に気に入られようとしない)」という考え方です

本書はアドラー心理学についての本になります

以下、本書を読んだ(聴いた)感想と解釈です

本の感想

Audible版がおすすめ

本書はソクラテスとプラトンの対話篇になぞらえ、哲人と青年の対話形式でアドラー心理学について語られていきます

対話形式なのでオーディオブックでとても聴きやすいです

そもそも自己啓発本とオーディオブックの相性は良いと思いました

その理由は、オーディオブックだと繰り返し聴きやすいからです

自己啓発本は、その内容を実践することに難しさがあります

実践するためには何かにつけてその本の内容を思い出すよう、繰り返し脳内にすり込んでおく必要がありますが、本の場合は以下の理由から、繰り返し読むということが実践しづらいと感じていました

  • 自己啓発本は当たり前の内容(実践は難しい)が多く、繰り返し読む気になれない
  • 他に読みたい本がたくさんある

オーディオブックは通勤時間等を有効に活用して、ながらで聴くことができるので繰り返し聴きやすいです

また、Audibleの場合、再生スピードを調節できることも魅力です

おすすめの聴き方は、繰り返し聴くたびに再生スピードを上げる方法です

何度も聴くうちに脳内に定着する記憶量が増えていくので、再生スピードを上げても聞き取れるようになっていきます

再生スピードを上げることで時間の節約にもなります

2020年3月現在Audibleのアプリでは最大3.5倍速まで再生スピードを上げることができます

原因論ではなく目的論

アドラー心理学では徹底した目的論の立場をとります

例えば、「好きなあの娘に告白できない」という悩みがあったとします

このとき原因論者と目的論者は以下のように考えます

  • 原因論者:容姿に自信がないから告白できない、等々
  • 目的論者:「告白すれば付き合えるかもしれない」という可能性の中に生き続けたいという目的があるから告白できない

要するに、原因とは過去のことであり、自分で変えることはできないため、今この瞬間に自分で変えることのできる目的に集中しましょう、ということなのだと理解しました

確かに、過ぎ去った過去のことを悩んでも栓のないこと、という状況はよくあります

目的論で前向きに状況を打破していこう!という視点は持っていて損ではないと思いました

人の悩みはすべて対人関係の悩み

アドラー心理学によると「人の悩みはすべて対人関係の悩み」だそうです

要するに他人と比べるところから悩みは発生するということなのでしょう

概ね同意できる内容ですが、頭に浮かんだのは「健康の悩みは対人関係の悩みなのか?」ということです

不健康で辛い思いをしているときは、他人と比べるまでもなく、苦しいです

これも健康な他者と比べた結果の悩みなのか?

少々疑問が残るところですが、本書では「健康の悩み」については触れられていません

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幸福はすべて対人関係の中にある

「人の悩みはすべて対人関係の悩み」ということは、裏を返せば「幸福はすべて対人関係の中にある」ということです

幸福が対人関係以外の場所にあるのであれば、「悩みを避ける」=「対人関係を避ける」で解決です

しかし、すべての幸福も対人関係の中にあるとすれば、幸福になるためには対人関係を避けて通ることはできません

アドラー心理学では、この対人関係を向き合うべき人生のタスクとして定義し、仕事のタスク、交友のタスク、愛のタスクの3つに分類しています

確かに考えてみると、本当の幸せは対人関係の中にしかない気がしてきます

「いや、俺は顕微鏡でミジンコ眺めている時が一番幸せ」という人もいるかもしれませんが、それはちょっと極論で倒錯めいている気もします

自由を行使すると人に嫌われる

自由を行使すると人に嫌われる、だそうです

「自由になりたければ、人に嫌われる勇気を持て!」ということで本書の名前にもなっています

確かに他人の目ばかり気にして、不自由に行動していれば、人に嫌われる機会は減る気がします

とてもわかりやすい考え方です

幸福とは即ち「貢献感」

幸福とは何か?という崇高な問いに対して、アドラー心理学は至極シンプルな回答を提示します

幸福とは即ち「貢献感」である、だそうです

要するに、「誰かの役に立っていると実感できること」が幸福であるということです

確かにこの幸福の定義の場合、幸福は対人関係の中にしかありえません

心理学というだけあって、なかなか理論立っている気がします

この話を聴いたとき、頭に浮かんだのは、親と子の関係です

親は子供に対して圧倒的貢献感(親がいないと子供は生きていけない)を持っているから、親になると幸福になるのではないかと思いました

何にせよ、この幸福の定義も社会生活を円滑に営むために有用な考え方だと思いました

おわりに

本書を聴いてみてアドラー心理学はとても前向きな心理学だと思いました

100%の実践は困難を極めますが、日常の様々なシーンで少しずつでも本書の内容を実践できたら良いなと思いました

これからも折に触れて聴き返してみたい本です〆

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