敬虔なカトリック教徒であったが兄がゲイであることが判明したため、修道女の夢を捨てて女優になったアン・ハサウェイが好きです
ということで映画「プラダを着た悪魔」を観ました
2006年頃にヒットした映画みたいで、ずっと高級ファッションブランドのプラダの創業者の話だと勘違いしていたのですが、ファッション紙のカリスマ編集長とそのアシスタント(アン・ハサウェイ)のごたごた話でした
基本はサクセス・ストーリーなので観ていて気持ちが良いです
おしゃれに興味のないアン・ハサウェイが、おしゃれに目覚めて(好きになったというか、仕事のためにアンテナを張るようになり)色々な衣装を身にまとうのも見どころのひとつです
ただ多様性があらゆる業界で叫ばれる2022年現在からすると、顔が小さくて、身体が細くて、手足が長くて、というアイコンを強烈に押し出す人々の心持ちは「今の時代に合わない」感を感じなくもないです(場合によっては、どこかの誰かが強烈に本映画を批判するかもしれない、価値観の強要だ!とか言って)
特にメリル・ストリーブ演じるカリスマ編集長は、昔の時代ならいざ知らず、今の時代でもこんな傍若無人な振る舞いができるのだろうかというのが正直な感想(そういう現実離れした感じが面白いのですけど)
ラストシーンのカリスマ編集長の「everybody wants to be us.(だれもが私たちに憧れるのよ)」からのアン・ハサウェイがドン引き→電話を噴水にポイッ(仕事やーめた)が通常のサクセス・ストーリーと違う結末でこれも気持ちの良いポイントではありました
メッセージとしては、華やかな業界もいいけど、それよりも自分らしくあれということですかね〆
【映画:プラダを着た悪魔】2006年の映画。華やかなファッション業界にため息が出ちゃう。私も自分磨きがんばろ!と呑気に共感できた時代は過ぎ去り、細くて顔が小さくて手足が長くて…の価値観は多様性・エシカル・ポリコレの波の藻屑と消えた。2022年の世界線じゃユニクロを着た天使のほうが共感大。
— Keiya | 強くなりたい (@2R8R9) August 11, 2022
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