大石哲之「コンサル一年目が学ぶこと」を読む

「コンサルってなんか仕事できそう…」

そんなイメージに釣り込まれ大石哲之氏の著書「コンサル一年目が学ぶこと」を読みました

読後の感想は、仕事を最短でこなすための基礎が詰まった一冊だな、でした

本書の感想

結論から話せ

出ました!ビジネスパーソンのキホンのキ、結論から話せ

個人的には「結論から話せ」は時と場合による気もしますが、基本方針としては大賛成です

本書ではPREPの順番で話しましょう、となっています

  • P:Point=結論
  • R:Reason=理由
  • E:Example=具体例
  • P:Point=結論

例を挙げればこんな感じでしょうか

PREPを使った場合:果物の王様はバナナだと思います。なぜなら果物の中で、家計に占める支出が最も大きいのはバナナだからです。みなさんも朝食にバナナ食べますよね?安いし、美味しいし、手も汚れないし。だから果物の王様はバナナなのです。

ちょっと例題の内容がソフトすぎて、PREPの効力がわかりにくいですが、結論から先に言わないとさらにソフトになる気はします

PREPを使わない場合:バナナって安いし、美味しいし、手も汚れないですよね。みんな朝に食べてるし。なんでも家計に占める支出も果物の中ではNo.1らしいですよ。つまり、バナナって果物の王様と言っても良いのではないかと。

多くの人が結論から話せない理由

「結論から話せ」という話はよく聞く話で「そんなの知ってるよ!」という人も多いことでしょう

しかし「知っているけどできていない」という人は多いと思っていて、この点について個人的には思うところがあります

つまり「びびっていると結論から話せない」ということです

大体において「結論から話せ」と言ってくるのは上司であって、それが高圧的な相手だと

「あの件は上手くいってるのか?」

「(やべ、怒られる)…えっと、先方に確認したのですが、検討の余地がある状況で、今後の見通しについては、社内でも情報収集して…」

と取り繕ってしまうわけです

基本は相手が誰であろうとびびる必要はないと思いますが、これは良い悪いの話ではなく性格の問題でもあり、ビジネスパーソンが全員、いつでも結論から話すような未来は永久に来ないと思います

多国籍チームでは論理と数字で語れ

これは論理と数字はローコンテクストだから、バックグラウンドの違う海外の人にも通用するよ、という話です

海外の人相手に、日本独特の間や根回しや「言わなくてもわかるでしょ~」的な態度で接しても上手くいきません

つまり海外の人に対してはハイコンテクストすぎて理解できないのです

「論理と数字で語れ」とか言われると、「いや、私、理系じゃないのでちょっと苦手です…」みたいな人が多い気もするのですが、見方を変えれば(ローコンテクストなので)、日常会話よりも簡単なことなのだと自分に言い聞かせてもよいかもしれません

Quick and Dirty

仕事はSlow and Beautyではない、Quick and Dirtyだ!

確かに生産性向上が叫ばれる昨今、Quick and Dirtyが世の中の主流になっていると思います

短時間にどれだけの作業項目を消化できるかでビジネスマンとしての価値が決まると言っても過言ではないかもしれません

ただQuick and Dirtyが行き過ぎて、人生までもがQuick and Dirtyにならないように気を付けたいとは思います

忙しすぎるのは個人的には苦手です〆

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